日本から海外に荷物を送る際に早くて便利なのがEMS(国際スピード郵便)。
しかし、スペインは税関で止められたり、日本に返送されたり、すんなり届かないケースが多いです。
今回は、実際に日本からスペインへEMSを利用して荷物を送った時の状況や注意点をシェアしたいと思います。
EMS(国際スピード郵便)とは?
EMSは世界120以上の国や地域に30kgまでの書類やお荷物を安心、簡単、便利に送れる国際郵便で最速のサービスです。
出典:日本郵便株式会社
国際郵便の中で最優先に取り扱ってもらえ、スピーディーに届けてもらえる上、料金もDHLよりかなり安いです。
加えて、追跡サービスがあるので荷物がどこにあるのか随時確認できるのも安心。
東京からスペインへ送る場合は、なんと3日で到着!
EMSで日本からスペインへ荷物を送る際の注意点
EMSで荷物を送る際は、荷物の詳細を記載する必要があります。
今回、以下のように記載しました。
内容品の詳細な記載 | 内容品の個数 | 正味重量 | 内容品の価格 |
SUIT | 3 | 4.5kg | 9,000円 |
LEATHER SHOES | 3 | 2.5kg | 6,000円 |
BELT | 3 | 1.0kg | 1,500円 |
TIE | 7 | 0.5kg | 2,000円 |
古着とは言え、内容品の価格を0円にすると怪しまれると思ったため適当な金額を入れましたが、結果、見事に税関で止められました。
なので洋服を送る場合は、内容品の詳細な記載の品名の後に USED(ユーズド)、内容品の価格は0円と記載することをオススメします。
税関で止められたらどうするか!?

上記画像のように、スペイン到着後、「通関手続中」となって数日間動きがない場合はアウトと思っていいでしょう。
この場合、自宅に URGENTE(緊急)と記載された「AVISO DE LLEGADA」が届きます。
中には1枚の紙が入っており、表面は荷物の受け取り方法、裏面は荷物受け取りの際に必要な情報の記入欄となっています。
荷物の受け取り方法は下記のどちらか。
- www.adtpostales.com のサイトから必要書類を提出して自宅に配達してもらう
- 税関に行き直接受け取る
僕は最初、www.adtpostales.com のサイトから必要書類を提出して自宅に配達してもらおうとしましたが、追加の書類として洋服を購入した際のレシートを求められたため、あきらめました。
日本で数年前に洋服を購入した際のレシートなんて今持っているわけないですよね…
なお、「AVISO DE LLEGADA」が届いたのが9月30日でそこに記載されていた荷物の保管期限は10月11日まで。
この保管期限を過ぎると日本に返送されるとのこと。
ということで、急いで税関に行き直接受け取ることにしました。
税関の場所とアクセス方法
まずは郵便局へ
まずは税関近くにある郵便局へ行き、「AVISO DE LLEGADA」を提出します。
郵便局の場所は、メトロ5号線の終点「Alameda de Osuna」から徒歩13分。
ここで提出した「AVISO DE LLEGADA」の内容によって、関税を支払う必要があるのかどうかが判断されるようです。
僕の場合は、日本から発送する際に内容品の詳細の欄に「USED」と記載していなかったため、関税を払うつもりでいましたが…
「AVISO DE LLEGADA」を提出する際に古着だということを伝えたところ、関税がかからずに済みました。
郵便局で手数料の支払い
「AVISO DE LLEGADA」を提出後、隣の部屋で手数料の支払いをするよう指示があります。
手数料は30,26€でした(現金でのみ支払い可能なのでご注意を!)。
今回、関税はかかりませんでしたが手数料をこんなに取られるとは思いませんでした…
高すぎませんか?( ̄^ ̄)
郵便局で荷物の受け取り
手数料の支払いが終わり税関へ荷物を取りに行こうとしていたところ、なぜか郵便局のカウンターの奥から荷物が出てきました!
どういうわけかわかりませんが、税関まで取りに行くパターンと郵便局で受け取れるパターンがあるようです。
なお、荷物はそのまま渡されるだけなので重い物の場合は、空のスーツケースを持っていって詰め替えた方がいいと思います。
8kgのダンボール箱を抱えて自宅まで持ち帰りましたが、かなり大変でした…
まとめ
もし税関で荷物が止められた場合は、時間がある方は直接取りに行くことを強くオススメします。
www.adtpostales.com のサイトを通して手続きをすると、時間と手間がかかる上、保管期限を過ぎて日本に返送されるリスクがありますので。
これからEMSの利用を検討している方に少しでも参考になれば嬉しく思います。
