6月24日は「サン・フアンの火祭り」の日。
この日はスペイン全土で様々な行事が行われます。
今回、僕も初めてバレンシアの「サン・フアンの火祭り」に行ってきました。
スペイン各地で夏の訪れを祝う【サン・フアンの火祭り】

「サン・フアンの火祭り」とは?
「サン・フアンの火祭り」は夏の到来を祝うお祭りとしてスペイン各地で盛大にお祝いされます。
夏至の時期と重なることもあり、中世の頃からヨーロッパでは火を焚いて歌ったり踊ったりしながら夏の訪れを祝う風習があるそうです。
スペインでは、1928年に祭行事として指定され現在に至るとのこと。
アリカンテの「サン・フアンの火祭り」

祝い方はスペイン各地で異なりますが、一番有名なのがアリカンテで行われる火祭り「Las hogueras de San Juan(ラス・オゲラス・デ・サン・フアン)」。
爆竹や花火が鳴り響き、街中に置かれた巨大な張り子人形に火を放ちお祝いします。
バレンシアでは3月に春の訪れを告げる「Fallas(ファジャス)」と呼ばれる火祭りが世界的にも有名ですが、アリカンテの火祭りもこれによく似ています。
バレンシアの「サン・フアンの火祭り」
僕が住んでいるバレンシアでは、6月24日の前日23日の夜にビーチに穴を掘り、そこにHoguera(オゲラ)と呼ばれるかがり火を焚いてお祭りが始まります。
このかがり火を9回飛び越えた後、海の波を9回飛び越えると、魂が浄化され良い1年を送れると言われているそうです。(飛び越える回数は3回と言う人や7回と言う人もおり、人によって回数が違います…謎です笑)

ビーチには大勢の人が集まって、各々で火を焚いてビールやワインを飲みながら談笑していました。

写真は夜中の3時ですがまだまだたくさんの人で賑わっていました。
僕は途中で帰りましたが、日の出までビーチで過ごす人も多いそうです。
まとめ
以上、「サン・フアンの火祭り」についてでした。
参加してみて思ったことは、スペインのお祭りでよくある若者のどんちゃん騒ぎといった感じで1回経験すれば十分かなということ。
朝まで飲んで歌って踊って騒ぎたいという人には良いかもしれませんが…
