今回は15世紀に絹の商品取引所として建てられたバレンシアの世界遺産「ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」をご紹介します。
バレンシアの世界遺産【ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ】

ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ(la Lonja de la Seda)はスペイン語で「絹の商品取引所」という意味で、絹商品の取引所として使用されていた建物。
ですが、外観だけ見るとお城のように見え、商人が取引をしていたような建物には見えませんね…
世界遺産に登録されていることもあり人気のスポットとなっており、今回3度目の訪問となりましたが毎回多くの観光客で賑わっています。
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダへのアクセス
ノルド駅から徒歩約15分。バレンシア中心部、中央市場の向かいにあります。
中央市場側の扉からは入ることはできず、建物の裏側に入り口があるのでご注意ください。
料金は2ユーロ、学生の場合は1ユーロ。
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダの見どころ
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダの建物は「オレンジの木の中庭」、「柱のサロン」、「海の領事の広間」、「塔」から構成されています。
オレンジの木の中庭

チケット購入後、チケット売り場の向かいから中庭に出ると、バレンシアらしいオレンジの木が迎えてくれます。
左手に進んでいくと「柱のサロン」があります。
柱のサロン

ここは「契約のサロン」とも呼ばれ、実際に絹商品の取引契約が行われていた場所と言われています。
楽園をイメージして作られており、8本の美しいフォルムのらせん状の柱はヤシの木に見立てられているそうです。
昼間は外からの光で中は明るいですが、日が落ちた後に訪れると中のライトに照らされた柱が幻想的で昼間とはまた違った印象を与えます。

「柱のサロン」の先にある小部屋でこちらのステンドグラスを見ることができます。
再び中庭に出て左手にある階段を上がると「海の領事の広間」があります。
海の領事の広間

こちらは名前の通り、海上での問題を取り扱っていた裁判所として使用されていた場所です。
ゴールドを基調にした装飾が美しい木製の天井は一見の価値ありです。お見逃しなく。
まとめ
ここまでバレンシアの世界遺産「ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
華麗で荘厳な建物から当時のバレンシアの経済力の大きさを感じることができるでしょう。
バレンシア観光の際には、ぜひ他の観光スポットと一緒にプランに入れてみてください。
La Lonja de Mercaderes
http://www.valencia.es/cultura
Carrer de la Llotja, 2.
46001 Valencia.
Tel. 96 208 41 53
開館時間 | 月曜〜土曜 10:00 – 19:00 |
日曜・祝日 10:00 – 14:00 | |
休館日 | 1/1、12/25 |
入館料 | 一般2ユーロ、学生1ユーロ |
入館無料日 | 日曜、祝日 |
